そうだ! 春を味わおう! ~ふきのとう~

知育

皆さんこんにちは、3児アラフォーパパ:Lukeです。

春になり急激に温かくなってきました。

この時期は1週間単位で気温が大きく変化するので、一気に春を体感することができますね。

豊かな感性を伸ばしていくため、子供たちには季節の変化を実体験で味わうことが大切だと感じています。

ちょっとした温度の違い、色合いや音、香りの違い、空気感の違い、、

このような「変化」を肌で感じ、体感しながら味わっていく経験が幼少期にたくさんあると、非常に良いと思っています。

という訳で、週末は田舎に帰省しつつふらり春探しの旅」を決行することにしました。

Luke家の親の実家(誰も住んでいない山奥の一軒家)は京都の北部にあります。

相当な田舎ですが、Lukeは幼い頃から月に1回は帰省し、その地で野山を駆け回り、川でさんざん魚を取って過ごしていたため、自然が何より大好きな大人になりました。

今はコロナでどこにも行けない日々ですが、人と接しない人里離れた山奥に行き、そこで子供と共に自然に触れ合う時間を持つことは貴重です。

直行1時間半程度で田舎に到着、市内よりはまだまだ寒いですが、さっそく春探しを始めました。

だいぶ暖かくなってきたとはいえ、夜はまだ0度以下になる山奥。

残雪もあちらこちらに残っています。

そんな中、ありました、春の息吹!!

これは春にたくさん咲き出すスイセンの芽ですね!

この小さく顔を出す姿が非常に可愛いのです。

手触りはすべすべしておりますが弾力があり、同時に驚く程ひんやりとして冷たい。先端が少しだけ黄色で若々しいみどりが味わい深い新芽です。

よく周りをみると、すごい数のスイセンが密集して顔を出していました。

次に来た時には綺麗な黄色い花が一斉に咲き乱れていることでしょう。

その横にはこれまたかわいらしいワインレッドの新芽が!

これはおそらく芍薬(しゃくやく)の芽ですね。

この芽のワインレッドはどこまでも深みのある色合いです。

根元は深みのあるダークワインで、先端にいくにつれ少しずつホワイトが加わっていきます。

均一でないのに統一感のある自然の色合いに、Lukeはいつも感動を隠し切れないのです。

春に割く綺麗な花が楽しみです。

そうこうしながら周囲を散策していると、子供が春の山菜:ふきのとうを見つけました。

おそらくここ1週間くらいでようやく出てきたものばかり。

ふきのとうはまだつぼみのものから、開いて咲きかけているもの、そして白い花が咲いているものまで同じ場所でも様々な変化を味わえます。

また葉の色もみどりだけではなく、薄い赤茶色が葉の裏や筋に混ざっていて、非常に味わい深いのです。

地面にしっかりとついており丈夫に見えますが、取ってみると想像以上に軽く、中途半端な力で取ると葉がひらひらと落ちてしまいます。

ふきのとう一つでも味わえる感覚が非常に多く、こういった自然から教えられることはたくさんあります。

ちなみに、こういう山菜狩りは子供にとっては宝探しと同じです。

あたり一面を探して、出てきたばかりのつぼみの状態のふきのとうをたくさん集めてきました。

これを市内まで萎びないように持って帰るためには、新聞紙やキッチンペーパーを濡らして包んであげれば大丈夫です。

全体をしっかりと覆い、これで完了!

あとは家に持って帰って天ぷらにして味わうだけです。

その日夜、さっそく天ぷらになったふきのとうがこちら。

つぼみ状態のふきのとうが中心のため、見た目はもはやよくわかりませんが、ふきのとうならではの苦みと香りを味わいながら頂くことができました。

好き嫌いの多い子供たちも、自分で手に入れたものは不思議と食べます。

うちの子は「そのままで食べるとにがいけれど、塩をかけて食べるとうまい!」という感想でした。

この「苦い」という感覚を実体験として持っていることがLukeは非常に大切だと思っています。

子供が苦みを味わえる食べ物は少ないのです。

一度食べると忘れられない山菜ならではの苦みや風味を知ることで

子供たちもまた一歩だけ、味わい深い人生を進めていくことができると思っています。

これから春がやってきます。

命の息吹を感じることができる春です!

玄関先の花壇で、近くの公園で、遠出した田舎で、

今年も春を味わい尽くしていければと思っています。

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